設計の仕事とは?

シンボル(マークや記号など)を用いて工事の内容を示し、
電気工事の図面(設計書)を作成します。
設計書を作成する前段階では、既設電柱の強度、電線や機器の容量確認、
新たに電柱を建てる必要がある場合はどこに建てるかなど、
実際に現地を確認して、必要に応じ関係者との立ち会いも実施します。
設計書は専用のシステムに入力して作成します。
操作方法は入社後に研修を行いますので、
最初は知識がなくても、日々の経験を積んで自然にできるようになります。

入社後の

  1. 13カ月目OJT① 低圧(100~200V)範囲の設計書の作成主に新しい建物へ電気を供給するにあたり、電気契約量に応じた引込線(電柱の設備から建物までの電線)を選定します。
  2. 46カ月目OJT② 低圧電気の供給に関連して、
    電柱の設備の改修が必要な設計書の作成
    新しい建物への供給や電気契約量の変更などにより、既存の電柱の設備(電線や変圧器などの機器)の容量に過不足が生じる場合は、その改修を含めて設計を行います。
  3. 79カ月目OJT③ 高圧(6600V)範囲を含めた設計書の作成工場や店舗など、たくさん電気を使うお客様には高圧(6600V・電柱の頂部にある電線)で電気を供給する場合があります。その高圧で供給する設計書の作成や、電気の需要が増加した場合には高圧電線の設備を拡大する設計を行います。
  4. 12カ月目OJT④ 電柱移設の設計書の作成現在建っている電柱が支障になり移設する場合は、関係者と一緒に現地確認を行い、電柱の位置を協議します。
  5. 2年目~ 独り立ち1年目の設計書作成を反復するとともに、一人で設計できる範囲の拡充を目指します。OJT期間は終了になりますが、先輩からのアドバイスはいつでも受けられます。
先輩社員に聞きました!

答えてくれた先輩

配電部設計チーム
K.D.入社17年目
S.T.入社2年目
  • 仕事全体の流れは?
  • 低圧供給の場合は、設計書作成の依頼が来てから1週間以内に設計書を仕上げることが基本で、電線や機器の改修が必要な場合は2週間程度、電柱の新設・改修も必要な場合は2ヶ月程度と、設計の内容に応じて仕上げるまでの期間が設定されています。
    自分に任された設計書作成依頼の納期を見据えて、効率よく業務を進められるよう、優先順位を決めて業務に取り組みます。1日7~8通の対応をすることもあります。(K.D.)
  • 現場調査に行く頻度は?
  • 平日5日間のうち1~2日は現場調査、3~4日は現場に出ずに事務所で設計書を作っています。(S.T.)
  • 設計の仕事の難しいところは?
  • 電柱の移設をするときに、電柱を立てる位置を決めるのが難しいです。ガス管が埋まっていたり、隣家の玄関前にも立てたりできないし、現在ある電線と電線の長さや部品が偏りすぎたりしてもいけないので、上を見ながら地面の中も考えなければなりません。(S.T.) 電柱の位置選定に加え、お客様との交渉も自分の知識の引き出しが増えないと対応は難しいし、判断力も必要になりますので、経験を積んで克服していかなければなりません。(K.D.)
  • もっとも印象に残っている仕事は?
  • 柏市(千葉県)の大型商業施設を作るときに、敷地内にあった電柱100本の移設と、それに伴う高圧電線などの設備を改修する設計書の作成が大変でした。すでに電気を使っているお客様用の設備を作ってから、電柱を全部移動し、造成後に敷地を取り囲むように電柱・電線のルートを作り…。3人で設計を担当し、一連の設計書完成まで5年くらいかかりました。(K.D.)
  • 就活中の方にメッセージ
  • 設計という仕事に難しそうなイメージを抱かずに、「インフラ」「安定」というキーワードに惹かれたなら、まずは職場を見に来てほしいです。先輩に当たるメンバーもみんな何の知識もないところからスタートしています。やる気があれば大抵のことはできます!(K.D.) どの仕事も最初は覚えることがたくさんあって、難しいのは当たり前。自分が努力して覚えるしかないですし、毎日仕事をこなしているうちに徐々に身に付いていると感じています。専門職ですが、資格も必要なく、誰でもチャレンジできます!(S.T.)

  • 08:40
    業務開始 朝礼を実施する日もあります。
    当日の業務を開始します。
  • 09:00
    現場確認 現場に行く場合は、件数によって午前中または15~16時くらいまで。帰所後は設計書を作ります
  • 12:00
    昼食 お弁当または先輩社員と事業所近くの飲食店に。宅配弁当も頼めます。現場のときは近くの飲食店に行きます。
  • 13:00
    午後の業務 午前中の業務を継続します
  • 17:20
    終業 自分に任されている設計の量や期日を考慮しつつ、残業になる場合もありますが、突発的な対応は少ないため、自分自身の段取りで計画を立てることができます